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造形美を意識した筋肉のつけ方、ダイエットの方法、フィットネス関連の情報を配信します

パーソナルトレーナーになるには?【元航空技師からトレーナーへ】

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こんにちは!

 

ダイキです。

 

元航空系の整備士からパーソナルトレーナーに転向し、現在はフリーランスという形でトレーナーとして活動しております。

 

僕の場合は前職が嫌だったから退職したのではなく、「フィットネスジムを起業したい!」という熱で退職を決意しましたが、乗り越えられない壁にぶち当たり、今自分が最大限にできるものとしてフリーランスのトレーナーとして活動を始めたのがきっかけです。

 

そんなはじめは望まなかった仕事ですが、お客様の「ありがとう」「お陰様で」という言葉がとても嬉しく、さらには前職の給料の3倍以上は頂いているので今は天職に出会えたのだとさえ感じております。

 

ただ、トレーナーになるのは簡単ではありません。特に別業界からトレーナーを目指される方が非常に多いのですが、「トレーニングが好き!」だけでは難しい職種だと思っており、非常にスキルが高い仕事だと思いました。

 

ですが、決して「トレーナーを目指すな!」とは言ってはおりません。トレーナーを目指すにはどんなスキルが必要で、どのようなマインドが大切かを知ることが出来ればどんな職種の方でもトレーナーになることが可能です。

 

そしてトレーナーになるには何が必要でどんなものが必要なのかをざっくり僕なりの経験を踏まえてトレーナーを目指す方に紹介をしていきたいと思います!

 

確固たる信頼が必要

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パーソナルトレーナーには正式な国家資格というものは存在しません。ですので、自身が「パーソナルトレーナーです。」と言えば簡単にパーソナルトレーナーになることが出来ます。しかし、それだけではお客様への信頼を獲得することは出来ません。

 

信頼とはそのトレーナーの実績や経験、人間性がとても大切なのです。

 

中には某有名パーソナルジムではお客様の数に対応しきれず、たった3ヵ月の研修でトレーナーとして活動している場所もあります。

勿論、経験を積んでいるトレーナーはお客様の希望通りに導くことが出来たり、コーチングスキルも磨いているため外れそうな道を修正することもできますが、3ヵ月しか研修を行っていないトレーナーは自分の経験として未熟なため、人に教えるときも「これをやってください。」「あれをやってください。」「食事は最低限にしてください。」などと根拠も説明できずに指導することがとても多く、最終的には「この人に任せて大丈夫なのだろうか?」という疑問が出てくる。

そして人気のトレーナーは常に枠が埋まっているため、同じ料金なのにトレーナーとしての質が圧倒的な差が生まれ、信頼を失うジムもとても多い。

 

また、人によって性格が違うのもまた事実。トレーナーの中にはお客様=仕事 と認識している人もいる。これは最悪のパターンで、仕事と認識し、淡々とこなしている以上お客様との距離感が近くなることはまずありません。つまりは仕事ととらえている以上、お客様からの信頼を得ることが出来ないのです。

お客様とはパートナーであり、一人の人間であり、一緒に成長するための仲間です。

その人の為にどれだけベストを尽くすことが出来るのか。身体だけでなく、メンタル面でもどれだけサポートすることが出来るのか。仕事ではなく一人の人間として思いやりを持ってサポートをするのがトレーナーの役割なのです。

ただそれだけでは2流。‘‘親しき中にも礼儀あり‘‘という言葉があるように、仲間とはいえど自身は接客業のプロなのです。「下手ですねwww」『これやってみてみてよwww」などといった高校生じみた接客ではたとえパートナーであっても信頼を得ることはまずないでしょう。

ですので常に紳士的に相手を尊重した姿勢で交流を深める事がとても大切なのです。

 

専門学校へ必ず行く必要は無い

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信頼を獲得するのには最低限の知識と経験、そして実績が必要。そうした証拠がある上で初めて人は納得するものです。という事を上記でお話ししましたが、だからと言って必ず「トレーナー専門育成スクール」に通う必要はないです。

何故なら僕は始めに言ったように、別業界からトレーナーになった身なのでスクールに通ったことがありません。

 

えっ?ヤバくない?と思うかもしれませんが経験やスキル、実績があればトレーナーとして活動することは十分にできます。

専門学校を否定するわけではありませんが、トレーナー専門学校とはビジネス的要素が大きく、授業は行うけれど、1人前のトレーナーとして活動できる保証はどこにもありません。

結局はトレーナーの資格(NSCA、NESTA、JATIなど)は自分で勉強し取らなければならないし、結局資格も取れずに卒業する方も多くいらっしゃるのも事実。

 

だからと言って全く運動や身体の知識に対して無知の方がスクールにも通わず、何もない状態でトレーナーになることは99.99%不可能です。

最低限の知識や経験はやはり必須ではあるので、経験を積んで複数の友人や知人をボディメイクや機能改善で変化させた実績があるのであれば自身でオンラインサロンや論文などを熟読し、勉強するだけで良いかと思われます。

実績がなく、経験もなく知識もない方は、トレーナーになるまでの道筋がしっかりしているスクールから通うことをオススメ致します。

 

トレーナーの資格必須ではない

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こう書かれていますが、もしフリーランスなどの個人として働く方は資格は必須になってくると思います。なぜならばそれこそ「信用がない」からです。

自分は出来る!とは言うものの人は何か実績や証明書が無いとやはり納得できないものです。また、フリーとして働く店舗側からも「本当に大丈夫か?」と疑われて間違いないのでもし資格がないのであれば間違いなく貸店舗でのパーソナルは難しくなることでしょう。

 

しかし、資格は必ず必要ではないと言っているのには3つ理由があります。

1つ目は資格を取っても一人前のトレーナーとして活動できる人は個人差があるというところ。某パーソナルジムでは資格保有者のトレーナーを採用しましたが、無資格のトレーナーの方が1番人気だったそうな。結局はその人とどれだけ寄り添い、真剣にコミュニケーションを取ることが出来るのかが重要であり、人と人との関係が最も大切なのです。

 

2つ目は資格の情報が今現在の情報とマッチしないところ。

つまりは資格の情報がそもそも古いことが多いからです。昔の論文では解明されていなかったものが今現在の文明の発達により解明されていることが多く、そしてそれが資格の内容と合っていないことがとても多く見受けられます。ですので、資格の問題であえて間違った選択をして正解にすることがよくあるのも現実なのです。

 

3つ目は知識より経験の方が大切というところ。

知識ももちろん大切だが、自身の身体がしっかりニーズに答えられているかどうかも重要です。

仮にプロのテニスプレイヤーを目指すのに、ド素人のコーチから知識だけでサポートしてもらうのはなかなか信用に欠けるところがあのではないのでしょうか。

それと一緒で、知識だけでなく、その人がお客様のお手本となっていて、説得力を上げることの方が大切なのです。

 

知識より経験

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知識より経験というお話ではありますが、勿論知識も必要です。ただ、それを証明するとするのはやはり自身の経験ではないでしょうか。

 

過去にダイエット目的で来られたお客様が相談に来て下さり、その時に「以前にパーソナルトレーナーの方にお願いしたところ、過酷な食事制限に倒れてしまって病院で入院した経験があります。」との相談が来た時にはびっくりしました。

確かに食事制限をすることはボディメイクにおいて必要なことではありますが、きっとそのトレーナーさんはダイエットによる経験が浅かったがために、焦ってBMR(寝たままでも消費するカロリー、基礎代謝)以下の食事をさせてしまったのではないのでしょうか。

勿論、そのようなことをすると、肌や髪がボロボロになり、筋肉もつかずやせ細っていくいわば不健康な状態に陥ります。

 

僕自身は過去に減量に失敗した経験や、沢山の知識の中で自分を実験台にし、試して精査した経験があるため、自信をもって健康かつ痩せる食事法を紹介し、そしてお客様には「こんなに食べてもいいんですか??」って驚かれることもあります。

 

その驚かれる意外な経験が今では凄く人の為になっているので、教える前にまず自分で試すか、指導者としてお客様に自信をもって発言できるように経験を積むことが課題となるでしょう。

 

トレーナーは医者である

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パーソナルトレーニングを受ける一連の流れと、病院の一連の流れはほぼ一緒でやることはそう大差がありません。カウンセリングを行い、症状を見て、そこにむけてのアクションをする。そしてお薬の処方ではなく、食事指導を行う。結構似ています。

 

そしてトレーニングが好き!というだけで1流のトレーナーになれないのは大体の方はボディメイクよりも機能改善をしなければならないケースがとても多いからです。

例えば腰痛であったり、膝の痛み、肩こりなど それらをまず改善しなければボディメイクはまだまだ先の話になります。膝が痛いのに「スクワットしましょう!」とか腰痛なのに「デッドリフトを行いましょう!」となるのはただ痛みを強くし、運動できない身体をお客様に仕向けているとしか思えません。まずはそこの痛みに対してのアプローチをかけ、改善が出来てからトレーニングを行うこと理想とも言えます。つまりはその不都合を治すのもトレーナーの仕事です。

 

ボディメイクの知識のみならず、解剖学、生理学、栄養学などの知識が必要なため自分の運動知識だけでは正直難しい話でもあります。

知識より経験が大切!とさっきは言いましたが、最低限解剖学、生理学、栄養学などの知識が必要なのは覚えてほしいです。

 

知識は時間をかければ身に着けることが出来ますが、経験は行動しなければ身に着けることはできません。

もし今後トレーナーを目指されている方がいればカウンセリングのやり方や、痛みへのアプローチの方法などをサポートしているトレーナーに向けた「セミナー」を開催しているので気になる方がいらっしゃれば一度脚を運んでみてはいかがでしょうか?

Team X-i トレーニングセミナーの詳細はコチラ

 

以上が僕自身のトレーナーとしての経験を踏まえてお話しさせていただきました☺

お客様にとって「受けてよかった。」「ありがとうございます。」と言われるようなトレーナーを目指すべく、是非参考になっていただければ幸いです。